遺産分割協議をするとき、不動産の評価額は何を基準に決めたらよいのですか。
法的には時価が基準になります。
ただ、一般的に言うと、土地については路線価、建物については固定資産税評価額を基準にして、相続人同士、あるいは家庭裁判所で、遺産分割の話し合いをすることが多いのではないでしょうか。
※路線価というのは、相続税評価の基準になる価格で、税務署の路線価図に記載されています。インターネットで検索することもできます。
相続人の中に、路線価、固定資産税評価額では納得できないという方が1人でもいるときは、時価を基準にしなければなりません。しかし、時価がいくらなのかははっきりしないので、不動産鑑定士に鑑定をしてもらうことになり、土地の広さ、価値によっても違いますが、何十万円かの鑑定料がかかることになります。